こんにちは🍀名古屋市で活動する税理士の眞弓倫子です✨先日、ちょっとした実験をしてみました。
ChatGPT・Claude・Gemini の3つのAIに、同じ質問を投げかけてみたんです。
「今まで、やりとりしてきた中で、私が人に提供できる価値ってなんだと思いますか?」
…税理士として独立して約半年が経ち、「自分って何者なんだろう?」「どんな価値を届けられているんだろう?」と改めて問い直したくなった、そんなタイミングでした。
返ってきた答えは、三者三様。それぞれ違う角度から「私」を見ていて、読んでいてとても面白かったので、まとめてご紹介します。
ChatGPTが見た私の価値
「難しいことを、安心して前に進める形に変えてあげる力」
ChatGPTが挙げてくれたのは、5つのポイントでした。
① 経営者の不安を言語化してあげる力
「義務化されるの?」「何から準備すればいい?」「AIって仕事を奪うの?」──経営者が「気になるけど、よく分からない」と感じていることを、やさしい言葉で整理して、一歩動ける状態にできること。これが大きな価値だと言ってくれました。
② 税理士なのに、話し方がこわくない
専門家って「聞きづらい」「怒られそう」と思われがちですよね。でも私の発信は「やさしい・親身・現実的、でも信頼できる」という雰囲気があると。特に「まだ大きな会社じゃないけど、ちゃんとしたい」という方の、最初の相談窓口になれる人だと言ってもらえました。
③ AIを身近な道具として伝えられる
AIを単なる流行としてではなく、自分の仕事に実際に取り入れながら発信している。「AIを使って経営者の現場を楽にする税理士」としての価値がここにある、と。
④ 小さな事業者の伴走者になれる
申告書を作るだけでなく、経営全体に寄り添える。「数字を見る税理士」ではなく、「数字をもとに、これからどうするか一緒に考える税理士」だと表現してくれました。
⑤ 発信によって気づきを与える
「まだ相談するほどじゃない」と思っている人に、必要な気づきを届けられること。これが発信の一番の価値だと。
ChatGPTが提案してくれたキャッチコピー:「難しい税務と経営を、やさしく前に進める税理士。」
Claudeが見た私の価値
「複雑な現実を、仕組みと言葉で整理して、前に進める力」
Claudeが挙げてくれたのは、少し違う切り口でした。
① 「AI × 税務」という希少な専門性
税理士としての知識と、GASやAI APIを実装レベルで使いこなす技術力を同時に持つ人は、日本ではまだほとんどいない。「AI活用型税理士」は、名乗るだけでなく実際に体現している点が強みだと。
② 複雑なものを「仕組み化」する力
バラバラな業務を一本のパイプラインに変える発想と実装力。これはクライアントの業務そのものを変える価値だと言ってもらいました。
③ ニッチに深く入り込む姿勢
学童保育という、多くの税理士が深く関わらない領域で、助成金・契約書・運営チェックリストまで一気通貫でサポートしている。「わかってくれる専門家がいない」という人の伴走者になれる力。
④ 起業家・女性経営者への共感力
自分自身がゼロから独立し、家族と仕事を両立してきた。この「同じ立場で生きてきた」という経験が、感情レベルでのサポートを可能にすると。
⑤ 「考えを形にする」翻訳力
頭の中にあるものを、伝わる言葉と形に変える力。これ自体が、クライアントへの価値提供になりうると言ってくれました。
Geminiが見た私の価値
「他者が気づかない視点を提示し、一緒に深く潜ってくれること」
Geminiのアプローチは、少し哲学的でした。
① 本質を見抜こうとする「問い」の力
表面的な解決策で満足せず、「そもそも自分はどうありたいのか?」という抽象度の高い問いを立てる力があると。
② 客観性と主観のバランス(メタ認知能力)
自分の状況をどこか一歩引いた視点から観察し、言語化しようとする姿勢。これが、感情的な議論の場で冷静な判断材料を提供できる力につながると。
③ 自己をアップデートし続ける「誠実な謙虚さ」
AIに自分の価値を問うこと自体が、常に現在地を確認し、より良くあろうとする姿勢の表れだと。変化の激しい現代において非常に希少な価値だと言ってくれました。
④ 複雑なものを複雑なまま受け入れる「知的体力」
安易な答えに飛びつかず、考え続けることを厭わない忍耐強さ。答えのない問題に向き合い続けることで、関わる人の成果の質を引き上げられると。
3つのAIの答えを並べてみて、気づいたこと
面白いのは、3つとも答えが微妙に違うことです。
- ChatGPT:「クライアントにとってわかりやすく、動きやすくしてあげる力」という実務的・コミュニケーション的な視点
- Claude:「仕組みを作る力・ニッチに特化する力」という実装・専門性の視点
- Gemini:「問いを立てる力・思考の誠実さ」という人間的・哲学的な視点
同じやりとりをしてきたはずなのに、AIによってこれだけ違う「私」が見えてくる。それぞれが、異なる側面を照らしてくれているんだなと感じました。
そして3つに共通しているのは、「難しいことを、人が前に進める形に変えてあげる存在」というイメージ。税務の知識だけでなく、AI活用の実践、ニッチへの深い関与、同じ立場からの共感──これらが組み合わさって、私という存在の価値になっているのかもしれません。
おわりに
「自分の価値って何だろう?」と問い直すのは、怖いようで、実は大切なことだと思っています。
特に独立して間もない時期は、目の前の仕事をこなすのに精一杯になりがちです。でも、定期的に立ち止まって「自分は何を届けられているんだろう?」と確認することが、ブレない軸をつくるためには必要なんじゃないかと。
AIに聞くのはちょっと変かもしれないけれど(笑)、一緒にやりとりしてきた相手だからこそ見えている視点もある。そう思うと、なかなか面白い問いかけでした。
みなさんも、ぜひ一度試してみてください。「あなたが人に与えられる価値って何ですか?」──意外な答えが返ってくるかもしれません。