名古屋市内で、人に寄り添う女性税理士
目次
相続は「お金の問題」のように見えて、実は家族の気持ちがぶつかる場面です。
そのため、遺産の多い・少ないに関係なく、思わぬトラブルに発展することがあります。
ここでは、相続の現場で頻発する5つのトラブルと、家族が壊れないためにできる具体的な防止策をまとめました。
親の預金を同居していた子どもが管理していた
生前の引き出しが多く、使途が不明
子の名義でも実質は親の資金(名義預金)
「勝手に使ったのでは?」という不信感から、兄弟間の関係が一気に悪化します。
通帳・印鑑の管理方法を家族で共有
生前の支払いは領収書・メモを残す
生前贈与は正式な手続き(契約書・振込)で
遺言書で預金の扱いを明確にする
特定の子だけが生前に多く援助されていた
介護を担った子が「多く相続すべき」と主張
不動産を受け継ぐ子に不満が出る
生前の援助や介護は数字で見えにくく、後から「不公平だった」と揉めやすくなります。
生前の援助額・介護内容を記録
親が元気なうちに家族で話し合う
遺言書で理由を書き、納得感を高める
付言事項で親の想いを補足する
兄弟全員で共有名義にしたため、売却も修繕も決まらない
空き家となり維持費ばかり増える
住んでいる人・住んでいない人で温度差がある
共有名義はもめる原因になりやすく、話が前に進みにくいのが現実です。
不動産はできるだけ「単独相続」に
他の相続人には代償金を支払う
生前に売却という選択肢も
実家の将来について、早めに方針を決める
遺言書がなく全員合意が取れずに停滞
自筆遺言に形式不備があり無効
曖昧な表現で解釈が割れる
遺言がないと相続人全員の合意が必要となり、1人の反対で手続きが止まります。
最も確実なのは「公正証書遺言」
自筆遺言は法務局の保管制度を利用
財産の特定は正式名称で正確に
付言事項で配分の理由を説明する
資料集めや税務対応を特定の相続人に押しつけ
代償金や税負担のバランスが悪い
連絡・情報共有が不十分
申告作業は負担が大きいため、担当者だけがストレスを抱え、感情的な対立に。
早い段階で役割分担を決める
税理士費用や税負担のルールを共有
遺言書に納税資金の方針を明記する
相続トラブルは、次の2つで大きく減らせます。
財産の内容
生前贈与
介護の負担
本人の意向
付言事項で「なぜその配分にしたのか」を書くことで、家族の理解が格段に深まります。
この記事をきっかけに、家族の未来を守るための準備を一歩踏み出していただければ幸いです。
相続のご相談も、随時行っております。お気軽にお問合せ下さい。