創業前に必ず決めるべき「お金の3大ポイント」

「創業することは決めたけれど、お金の計画が自信ない…」
多くの相談者が最初に抱える不安が“お金の問題”です。

実は、創業前に最低限おさえておくべき「3つのポイント」を整理できれば、
・資金ショートのリスクが大幅に減り、
・融資や補助金の通りやすさも上がり、
・創業後の経営判断もブレにくくなります。

この記事では、税理士として「創業前に必ず決めるべき3つのお金のポイント」

をわかりやすく解説します。

■ 3つのお金のポイント

  1. いくら資本金(自己資金)を用意するか

  2. 創業時に必要な初期費用はいくらか

  3. 創業後の運転資金をどれだけ確保するか

1.いくら資本金(自己資金)を用意するか

● 資本金は「創業の体力」

資本金は、あなたの事業がどれだけ“倒れにくいか”を示すものです。
業種によって必要額は異なりますが、一般的には次が目安になります。

  • 飲食・小売系:100〜300万円以上

  • サービス業:50〜150万円程度

  • IT・フリーランス:10〜50万円程度

● 資本金が多いと有利な理由

  • 融資審査でプラスに働く

  • 初期投資に柔軟性が生まれる

  • キャッシュ不足による「値下げ」「無理な受注」を避けられる

● “見栄で多くする必要はない”が、少なすぎるのは危険

資本金は“最初の安心材料”。
後から追加するより、創業時にある程度確保しておいた方が経営が安定します。

2.創業時に必要な初期費用を明確化する

● 初期費用は「一度でお金が出ていく部分」

業種によって大きく差がありますが、主に次の項目です。

  • 事務所・店舗の保証金・家賃

  • 内装・設備投資

  • パソコン・備品

  • ホームページ制作費

  • 開業広告費(チラシ、ロゴ、名刺等)

  • 会計ソフト・各種サービス導入費

● 初期費用を甘く見積もるのが創業者の“典型的な失敗”

「そんなにかからないと思っていた…」はよく聞きます。
最終的に見積りの1.3〜1.5倍になることも珍しくありません。

コツ:最低・標準・理想の3段階で見積もる

例:

  • 最低:80万円

  • 標準:120万円

  • 理想:200万円
    こうすると、融資・補助金の検討もしやすくなります。


3.創業後の運転資金をどれだけ確保するか

● 運転資金は“会社を生かし続けるための血液”

売上が安定するまでの数ヶ月間、毎月必ず発生する支出があります。

  • 家賃

  • 仕入れ

  • 給与

  • 外注費

  • 水道光熱費

  • 通信費

  • 広告費

● 目安は「最低3ヶ月分」

創業していきなり売上が軌道に乗るケースは非常に稀です。
最低3ヶ月、できれば6ヶ月分の固定費を確保しておくと安心です。

● 運転資金が足りないと起こること

  • 無理な受注で粗利が下がる

  • 支払い遅延で信用を失う

  • 新規投資ができず成長が止まる
    どんなに良いビジネスでも“キャッシュが尽きたら終了です。

まとめ:3つのポイントを押さえると見通しがよくなる

創業前の資金計画は難しく感じますが、

  1. 資本金

  2. 初期費用

  3. 運転資金
    この3つを整理するだけで、失敗リスクは大きく下がります。

さらに、必要に応じて

  • 創業融資

  • 補助金・助成金

  • 会計ソフトの導入
    を組み合わせれば、創業初年度の経営はかなり安定します。

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