生前贈与と相続の違い~どちらが得?税金・手続き・リスクを徹底比較【女性税理士がやさしく解説】

「生前贈与って、やった方が得なんですよね?」

相続のご相談をお受けしていると、生前贈与と相続のどっちが正解?は本当によく話題になります。結論からお伝えすると…

どちらが得かは、ご家庭の財産の内容(不動産があるか・預金中心か)と、家族構成、そして目的(節税?円満?認知症対策?)で変わります。

この記事では、生前贈与と相続の違いを、税金・手続き・リスクの面から比較し、名古屋市のご相談で多いケースも交えながら整理します。

目次

この記事でわかること

  • 生前贈与と相続の基本的な違い

  • 税金面で得になりやすい考え方

  • よくある落とし穴(名義預金・贈与の否認など)

  • 名古屋市で不動産がある場合の注意点

  • 迷ったときの判断基準

生前贈与と相続の違いをざっくり言うと…

生前贈与

亡くなる前に、財産を子どもや配偶者へ渡すこと。→ 贈与税がかかる可能性があります。

相続

亡くなった後に、財産を引き継ぐこと。→ 相続税がかかる可能性があります。

どちらも税金が関係するのですが、税制の仕組みが違うため、単純な比較が難しいです

【税金比較】どちらが得?まずは基礎控除で判断

相続税は、基礎控除を超えなければ課税されません。

相続税の基礎控除

→3,000万円+600万円×法定相続人の数

名古屋市の場合、土地・自宅不動産の評価が意外と大きくなりやすく、預金は少ないのに、家があるだけで相続税がかかるというケースもよくあります。

一方、生前贈与は基本的に贈与のたびに税金判定が入るので、計画性がとても大切です。

【生前贈与】メリット・デメリット(税金・手続き・リスク)

生前贈与のメリット

  • 早めに財産を移すことで、相続財産を減らせる可能性

  • 家族へ「今のうちに渡したい」という気持ちを形にできる

  • 争族対策(分け方を先に整える)に役立つことがある

生前贈与のデメリット(落とし穴)

  • 贈与税がかかる場合がある

  • 贈与したつもりでも、贈与と認められないことがある(名義預金など)

  • 不動産の贈与は、税金・費用(登記など)が重くなることもある

税理士としてよく見るうっかりパターン

「毎年110万円ずつ振り込んでるから大丈夫」
…と安心していたら、贈与契約書がなく、通帳管理も親のままで、税務署に名義預金(実質は親の財産)と判断されてしまうケースです。

やさしい言い方をすると、これはやり方が少し惜しかっただけなんです。でも税務上はシビアなので、形を整えることがとても大切です。

【相続】メリット・デメリット(税金・手続き・リスク)

相続のメリット

  • 相続税には基礎控除があり、課税されないご家庭も多い

  • 不動産の名義変更など手続きは必要ですが、贈与より有利になりやすい場面もある

  • 配偶者控除や小規模宅地等の特例など、税負担を軽くできる制度がある

相続のデメリット

  • 亡くなってから手続きが集中する(気持ちが追いつかない時期に動くことになる)

  • 相続人同士で話し合い(遺産分割)が必要になり、揉めるリスクがある

  • 相続税申告が必要な場合は、10か月以内という期限がある

【徹底比較】税金・手続き・リスクの違い(ポイント整理)

税金

  • 相続:基礎控除がある/特例が充実

  • 生前贈与:贈与ごとに判定/やり方次第で節税にもリスクにも

手続き

  • 相続:亡くなってから一気に進む(期限あり)

  • 生前贈与:少しずつ進められる(ただし毎年の管理が必要)

リスク

  • 相続:遺産分割で揉める可能性

  • 生前贈与:名義預金・贈与否認・不動産贈与の負担増 など

名古屋市で多いのは不動産があるかどうかで結論が変わるケース

名古屋市はエリアによって土地評価が高く、自宅があるだけで課税ラインに近づくことがあります。

  • 生前贈与で預金を移すのが良い場合

  • 相続の特例(小規模宅地等)を使う方が有利な場合

  • 不動産を贈与するとかえって負担が増える場合

…など、不動産が絡むと得・損が入れ替わりやすいのが特徴です。

こんな方は生前贈与を検討しやすいです

  • 相続税がかかりそうで、計画的に財産を減らしたい

  • 財産の分け方を先に整えておきたい

  • 子どもの住宅資金など、目的がはっきりしている

  • 贈与の形(契約書・通帳管理など)をきちんと整えられる

こんな方は「相続中心」で考えた方が安心です

  • 相続税がそもそもかからない可能性が高い

  • 不動産が多く、贈与すると費用負担が重くなりそう

  • 特例を使った方が税負担が軽くなる可能性がある

  • 贈与したつもりで曖昧に進めてしまいそう

税理士として、お伝えしたいこと

「うちは普通の家庭だから大丈夫」
「節税って、どうするのが正解?」

そんな気持ち、とても自然だと思います。相続対策は、何か特別なことをするよりも、ご家族が困らないように整えることが一番大切です。

生前贈与も相続も、目的は同じ。残された方の負担を減らし、家族関係を守ることです。

名古屋市で生前贈与・相続の相談をご希望の方へ

「贈与した方がいいのか、相続でいいのか」
「名義預金になっていないか心配」
「不動産があるけれど、何から考えたらいい?」

そんなときは、状況を整理するだけでも気持ちが楽になります。

\ 名古屋市の相続・生前贈与相談、初回無料 /

  • 相続税がかかりそうか簡易判定

  • 生前贈与の進め方(名義預金にならない形)

  • 不動産がある場合の注意点整理

  • 今やることのチェックリスト化

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