相続の全体像~相続が発生したら何から始める?7つのステップで税理士が解説~

「親が亡くなったけれど、相続って何から始めればいいのかわからない」
「名古屋市に実家があるけど、手続きや税金が不安…」

相続は期限が決まっている手続きも多く、順番を間違えると取り返しがつかないケースもあります。この記事では、相続が発生したときに最初にやるべきことを、7つのステップでわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 相続が発生した直後にやるべきこと

  • 相続税がかかるかどうかの判断基準

  • 税理士に相談すべきタイミング

ステップ① 相続が発生したら「まず期限」を確認する

相続手続きには、期限が決まっているものがあります。

手続き 期限
相続放棄・限定承認 相続開始から3か月以内
準確定申告 4か月以内
相続税の申告・納税 10か月以内

「まだ先でいいだろう」と思っていると、
気づいた時には期限を過ぎていたというケースは少なくありません。

ステップ② 相続人を確定する(戸籍の収集)

次に行うのが、相続人の確定です。

  • 出生から死亡までの戸籍をすべて集める

  • 名古屋市以外の市区町村が含まれることもあります

  • 思わぬ相続人(前婚の子など)が判明することもあります

名古屋市の相続では、
「親の出身地が県外」「昔の戸籍が別の市町村」というケースも多いです。

ステップ③ 相続財産を洗い出す(プラスもマイナスも)

相続財産は、預金や不動産だけではありません。

プラスの財産

  • 預貯金

  • 不動産(名古屋市だけとは限りません)

  • 有価証券

  • 生命保険金(一部非課税)

マイナスの財産

  • 借入金

  • 未払金

  • 連帯保証

借金も相続の対象になるため、相続放棄を検討すべきかどうかの判断にも直結します。

また、最近はデジタル財産もあるため、発見しづらい財産もあります。

ステップ④ 相続税がかかるかを判断する(基礎控除)

名古屋市は地価が高いエリアも多く、
「預金は少ないのに、土地が原因で相続税がかかる」というケースがよくあります。実際、「相続税がかからないと思っていた…」と何もせずにいたら税務署からお尋ねが来てあわてて税理士に依頼しにいきました、というケースも耳にしました。

相続税の基礎控除

3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

例:相続人が2人の場合
→ 3,000万円 + 600万円×2人 = 4,200万円

名古屋市内の自宅不動産がある場合、これを超えるケースは珍しくありません。

ステップ⑤ 遺言書の有無を確認する

遺言書があるかどうかで、相続の進め方は大きく変わります。

  • 公正証書遺言

  • 自筆証書遺言(法務局保管制度を含む)

遺言書がある場合、勝手に開封すると無効になる可能性(自筆証書遺言の場合)もあるため注意が必要です。

ステップ⑥ 遺産分割協議を行う

遺言書がない場合は、相続人全員で遺産分割協議を行います。

相続相談で多いのが、

  • 実家を誰が相続するか決まらない

  • 不動産評価額でもめる

  • 感情的な対立に発展する

税金だけでなく、家族関係も考慮した分け方が重要です。

ステップ⑦ 相続税の申告・納税(10か月以内)

相続税がかかる場合、相続開始から10か月以内に申告と納税が必要です。

  • 土地評価の特例

  • 配偶者控除

  • 小規模宅地等の特例

これらを正しく使えるかどうかで、納税額が数百万円単位で変わることもあります。

相続税対策は生前から行うことが効果的ですが、財産の分け方によっても税額が違ってくるので税理士に相談することで相続税を低く抑えられる可能性があります。

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相続は、「税金」+「法律」+「家族の事情」が複雑に絡みます。

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