「うちは家族仲がいいから、相続で揉めることはないと思います」多くの方が、こうおっしゃいます。
私自身も、妹がいるのですが仲がいいですし、揉めることはないと思っている部分はあります。
ただ、元々仲が良くても争族になってしまうことも多いのです。
この記事では、実際の相続現場でこれをやっていれば防げたのに感じる争族を防ぐための3大対策をお伝えします。
争族は特別な家庭の話ではありません
相続で揉める原因は、遺産が多いから、性格が悪いからではありません。
多くの場合、原因はとてもシンプルです。
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気持ちを言葉にしていなかった
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認識がそれぞれ違っていた
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何となく後回しにしていた
相続は、お金の問題である前に、感情の問題だと私は感じています。
争族を防ぐ対策① 遺言書「想い」を言葉に残す
まず一つ目は、遺言書です。遺言書というと、財産が多い人が作るもの、まだ元気なのに縁起が悪い…そう思われる方も多いのです。財産が少なくても、分割しづらい不動産が大半を占めている場合など、揉める原因になるものです。
遺言書がないことで起きやすいこと
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誰が何を相続するか決まらない
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平等のつもりが、不公平に感じられてしまう
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一番弱い立場の人(配偶者など)が我慢する
遺言書は、財産を分けるためだけでなく、家族を迷わせないため、気持ちを代弁するためのものだと思っています。
争族を防ぐ対策② 家族会議「元気なうち」に話す
二つ目は、家族会議です。
「相続の話をすると、家族仲が悪くなりそうで…」
そう感じる方も多いですよね。
でも、相続が起きてからの話し合いの方が、何倍もつらく、何倍もこじれやすいのが現実です。
家族会議で大切なのは「結論」より「共有」
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誰が親の面倒を見てきたのか
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実家をどうしたいと思っているのか
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それぞれが何を不安に感じているのか
これを、元気なうちに、感情が落ち着いた状態で共有する、それだけで、相続は驚くほど穏やかになります。
女性の立場として感じるのは、こうした話し合いの場をつくる役割を、無意識のうちに女性が担っているご家庭がとても多い、ということです。
争族を防ぐ対策③ 財産の見える化 「知らない」が一番の不安
三つ目は、財産の見える化です。
相続で揉めるきっかけは、「思っていたより少なかった」「そんな財産があるなんて知らなかった」という想定外です。
見える化しておきたいもの
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預貯金(どこに、いくらあるか)
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不動産(土地・自宅など)
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保険
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借入金
すべて完璧に整理しなくても大丈夫です。「だいたいの全体像」が分かるだけで、安心感がまったく違います。
女性税理士として、相続の現場での思い
相続のご相談に来られる方の多くが、「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃいます。
でも私は、今、気づいたことが一番早いタイミングだと思っています。
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遺言書を書くこと
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家族で話すこと
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財産を整理すること
どれも、完璧である必要はありません。少しずつでも動き出すことが、争族を防ぐ一番の対策です。
名古屋市で相続に強い女性税理士として
私は、税金の話だけをする税理士ではなく、ご家族の背景や気持ちも含めて考える相続を大切にしています。
相続については、大学院で講座を受講したり、論文執筆の際にも相続に関する文献を調べたり、その他セミナーを受講したりと勉強を重ねてきました。
その中で感じたのが、税金を正しく計算するのはもちろんですし、節税(脱税は論外です。)を意識するのは大切ですが、それ以上に残されるご家族が被相続人が亡くなられた後も、笑顔で仲良く助け合って暮らしていく、それが一番大切だという事です。
私が相続診断士の資格を取り、相続診断士として登録しているのは、その私の考えと相続診断士協会の理念が合致したからでもあります。
この記事にたどり着いてくださった方には、同じ目線で、同じスピードでお話しできたら嬉しいです。
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ここまでブログを読んでくださってありがとうございました。相続でお悩みがある方、ぜひ一度お話をさせて頂けたら嬉しいです。
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争族リスクの整理
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遺言書が必要かどうかの判断
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家族会議で話すポイントのアドバイス
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財産の見える化サポート
など、お話をお伺いしながらアドバイスができたらと思っております。